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F-14(トムキャット)






スペック(F-14D型)


乗員:2名
全長:19.1m
全幅:19.54m (主翼後退角20度)
全高:4.88m
最高速度:M2.34
エンジン:GE社製 F110-GE-400 ×2基
推力:10,478kg
空虚重量:1,9051kg
最大離陸重量:3,3724kg


開発の経緯

当初アメリカ国防省は海軍と空軍で共通の戦闘機を
開発して使う予定を立てていたが、それによって
開発されたF-111は艦上機としては重すぎて
結局海軍は採用を見送った。
しかし海軍は早急に艦隊防空戦闘機の
後継機が必要だったため、F-111と
同じエンジンとレーダーを使用した戦闘機を
開発することを決定した。

開発を急ぎたい海軍とグラマン社は、
通常の開発方法(試作機を作って性能評価を行い、
その結果を踏まえて量産型を制式採用/発注)
といった手順を踏まず、まず12機の先行量産型を
製造した。
そして、先行量産型の各機に受け持ちの
性能評価項目を振り分け、迅速に開発を
行うこととした。先行量産型機はラインアウト
するとすぐに性能評価試験にかけられ、
量産に向けた評価試験項目を消化した。


F-14AF-111に搭載予定であったレーダーおよび
フェニックス空対空ミサイルについても、
開発が途中で頓挫していたが、
テストベッドとしてA-3 スカイウォーリア攻撃機と
スクラップ予定であったF-111Bを使用して
開発が再開された。

そのような経緯により、短期間で開発されたのが
F-14であり、F-14Aとして制式採用される。

なお、先行量産1号機は試験中の事故により墜落し、
製作中の12号機を1X号機として試験に
割り当てたため都合13機の「先行量産型」が
作られたことになる。
また、7号機はP&W TF30に代わる
P&W F401型エンジンのテスト機として
F-14Bの型式を与えられている。

特徴


F-14は艦隊防空戦闘機として使用するために能力も
防空に特化したものとなっている。
中でも一番の特徴として
AIM-54 フェニックス空対空ミサイルと
それを使用するための強力なレーダーが上げられる。乗員は2名であり、前席が操縦員、後席がレーダー員
である。
なおF-14は今ではそれほど見られなくなった可変翼を持った戦闘機です

F-14の改良型

F-14B

F-14AはF-111と同じTF30エンジンを使用していた
ため、推力が若干低くコンプレッサーストールも
おきやすいエンジンであった。
そのため当初からエンジンの換装案が挙がっており、エンジンをF110-GE-400に換装したF-14Bが開発され、ボムキャットと俗称される。

F-14D

その後、1990年にはレーダーを換装したF-14D型が
開発された。
これは新規で製造されたものとF-14Aを
改修したものの2つのタイプがあるが前者は
F-14Dと呼び、後者はF-14D(R)と呼ばれる。

対地攻撃能力の付加
F-14は当初は搭載されたレーダーの能力などから
空対空戦闘のみを考慮された戦闘機となっていたが、航続距離が長いことや搭載能力に余裕があるなど
の利点があった。
湾岸戦争でのA-6の損耗率の高さと、
後継機として開発されていたA-12やその代価案
であるA-6Fの開発が中止された事により、
F-14の右主翼付け根のパイロンに、
LANTIRNポッド(F-15EやF-16に搭載されている物を改修)を装備して
対地攻撃能力を付与させることにした。

これの改修によりポッド搭載のみで
レーザー誘導爆弾などの使用が可能となった。

この対地攻撃能力が付与されたタイプのことを
ボムキャットとよぶこともある。

偵察能力

またF-14は偵察ポットを装備し偵察任務にも
使用されている。
RF-8の退役後、アメリカ海軍では専用の
戦術偵察機が無くF-14はそれの重要な一端を
担っている。

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