運送方法としては飛行機(戦闘機、爆撃機など)による投下や地上から発射される(地対地)ロケット、砲弾に搭載して使用する。
子弾1個1個の威力は弱いため建造物などに対する攻撃には向かないが
通常の爆弾より広範囲にダメージを与えられる分、対人、対車両用の面制圧兵器としては絶大な威力を誇る。
また不発弾が地雷代わりとなり敵の進軍を妨げるという副次的な効果があるとも言われる。
しかし、搭載する子弾の数が多いためどうしてもいくつかが
不発弾となってしまい、それが戦闘終了後も残留し、戦闘に無関係な市民を殺傷する事故が起こってしまう。
そのため、非人道的であるとして、禁止するべきという運動がある。
面制圧とクラスター爆弾の有用性
クラスター爆弾は空中で小型で大量の子弾に分離することによって広範囲にわたって(物や分裂する高度にもよるが)
攻撃することが可能となっている。通常の爆弾であれば殺傷範囲は爆心地からそれほど長くはならないし飛び散った破片による
殺傷効果も限定的になる、もちろんそれはそれで堅牢な建物などを攻撃する場合には必要になるが、例えば平原を歩いている兵士や車両を
攻撃する場合は少ない爆弾の重量で、広範囲を、一度で、攻撃できるクラスター爆弾はとても有用となる。
特に日本のように国境線の長い国家の場合少ない戦力で広い面を攻撃できるクラスター爆弾は非常に有効な兵器であるといえる。
↓わかりやすい動画(?) 右動画のようなタイプもあります
条約
クラスター爆弾に関する条約(オスロ条約)2008年12月に採択され日本も2009年7月年に署名しました。この条約によれば
「それぞれが20キログラムを超えない子弾を散布または放出するよう設計された通常弾で、それらの爆発性子弾が含まれるもの」(第2条2項)が
クラスラー弾の定義であるとされ下の条件を満たすものは除外されている
・10個未満の爆発性子弾しか含まない。
・それぞれの爆発性子弾の重量が4キロ以上である。
・単一の目標を察知して攻撃できるよう設計されている。
・電気式の自己破壊装置を備えている。
・電気式の自己不活性機能を備えている。
自衛隊が保有するクラスター爆弾は上記を満たしていないため近いうちに放棄を迫られ代替兵器を模索しているという。
(2012年8月現在)この条約は94か国が批准している
アメリカ、ロシア、中国などといった大国が参加せず条約自体の有効性を問う意見がある一方で
多くの国が批准しておりこれが非批准国のクラスター爆弾使用に対する圧力とないっているという意見もある。
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